私がコレクション情報をチェックし始めた90年代の終わりは
上は99年SSのマックイーンの写真です。
懐かしい…
ショウの最後に機械がモデルにスプレーを吹きかけるという演出。
モデルはシャローム・ハーロウ。
これまた懐かしい名前。
アンバー・ヴァレッタとペアで色んな広告、雑誌に出てましたよね。
左がシャロームで、右がアンバーです。
話が逸れてしまいましたが
2000年代に入り
多くの才能あるデザイナーが活動の場をパリに移してしまったこともあって
ロンドンはしばらくの間勢いをなくしますが
ここに来て
クリストファーケーン、メアリーカトランゾ、
アーデム、シモーネロシャ、ピーターピロット
などなど新しい世代のデザイナー率いるブランドがどんどん出てきて
またロンドンが面白くなっています。
コレクション情報をチェックする楽しみのひとつは
まだ知名度は低いけれど素敵なブランドを「発掘」することだったりもしますが
今回のNYでもそんな素敵なブランドを見つけました。
それがタイトルのDelpozoです。
実はSTYLE.COMでも2シーズン前から追いかけていたようなのですが
完全に見落としてました。
たまたまインスタグラムのTLに出てきて知ったという
今の時代を象徴するかのような出会い…
洋服自体は構築的なものが目立ちますが
品が良く、ガーリーなテイストも盛り込まれてあって
袖を通してみたいなと思わせてくれるアイテムがたくさんあります。
SS2014
AW2014
SS2015
元はと言えばスペインのドレス・ブランドなので
ドレスもすごくロマンティックで素敵なものばかりなんですよね。
まだ日本ではお目にかかれないのですが
早くも香港や上海のレーンクロフォードや
ソウルの10 corso comoなどでは取り扱いが始まっているようです。
お膝元の西ヨーロッパでは取扱店があまり多くないようですが
クエート、ドバイ、カタール、サウジアラビアなどの中東勢
ロシア、ウクライナ、アゼルバイジャンなどの東ヨーロッパ諸国
ロシアの影響もあってか最近元気なカザフスタンなど
とてもユニークなラインナップです。
ファッション後進国(語弊があるかも知れませんが)のファッションコンシャスな富裕層の方が
新しいものに貪欲なのでしょうか。
お洒落かどうかはさておき
若い世代の人たちは「攻め」てる人が多い印象です。
ちなみにDelpozoは1974年創業なのですが
2012年に今のクリエイティブディレクターに代わり
そこから注目を集めているようですね。
公式のインスタグラム(@officialdelpozp)も素敵な写真がいっぱい上がっているので
目の保養にオススメです♡
日本でもそのうち
六本木にある某セレクトショップなんかが買い付けそうですが
某通販サイトを見てるとプライスが強気なので
その辺がどう日本の市場で受け入れられるんだろう、なんて思ったりもします。
最近のNYはオルセン姉妹のTHE ROWを除くと
見るものがあまりないなと思っていたのですが
Delpozpはしばらく追いかけたいですね。
今後が楽しみです。
最後にお知らせですが
13、14、15日の3日間
中目黒のジュエリーショップ、SHUN OKUBOの店頭に立ちます。
セレクトショップ1LDKの横と
ロケーションもすごくわかりやすいので
是非皆様遊びにいらっしゃってください。
SHUN OKUBO
東京都目黒区上目黒1-8-28 1-D
03・6753・4203
12:00-20:00
定休日:月・火
angmi
instagram:@angmi_kang